2022

2022 / EAGLE

Roller Coaster “Eagle”

これまでのローラーコースター製作で得た経験を集約し、 STARSSとして初めて本格的な一般有人運行を実現した「Eagle」。 周回型コース、巻き上げ機構、カントを取り入れたカーブなど、 前年までより大幅に難易度を高めたプロジェクトとなりました。

2022年に製作したローラーコースター Eagle

PROJECT

3年間の経験を集約したプロジェクト

2022年の活動は、それまで3年間にわたって取り組んできた ローラーコースター製作の集大成ともいえるものになりました。 前年度は約20人で活動していましたが、 この年は6人を中心とした少数精鋭の体制へ変更。

夏期休暇の多くを製作に充て、 費用面も含めて大きな負担を伴うプロジェクトとなりました。 正規メンバー以外にも、家族や学校の仲間など、 資材の運搬や作業を支えてくださった多くの方々の協力がありました。

SUPPORT

地域や企業からの協力

Eagleの製作では、学校内だけでなく、 地域の企業やOBの方々からも多くの支援をいただきました。 ボルト・ナットの提供、鋼材の購入や提供、 さらに構造や製作工程についてのアドバイスなど、 STARSSだけでは実現が難しい部分を多くの方々に支えていただきました。

ものづくりを通じて外部の方々とのつながりが生まれたことも、 この年の活動における大きな成果のひとつです。

DESIGN

周回型コースへの挑戦
EagleのCAD設計

Eagleの設計は5月からスタートしました。 設計初期の段階から、 周回型のコースとウィンチによる巻き上げ機構を 実装することが決められていました。

前年までの構造から大きく発展させ、 より本格的なローラーコースターを目指した設計です。

カーブ部分では、車両にかかる力を考慮して レールに傾きをつける「カント」を取り入れました。

また、平面的に曲がるだけでなく、 高低差を含む三次元的な旋回に対応できるよう、 カート側の構造についても新たな設計を行いました。

こうした新しい仕組みを成立させるため、 構造の検討には非常に多くの時間を費やしました。

Eagleのカート設計

FEATURE

Eagleの特徴

COURSE

周回型コース

LIFT

ウィンチによる巻き上げ

CURVE

カントを取り入れた旋回

BUILD

長期間にわたった製作

夏休みには前年の3倍以上の期間にわたって、 集中的な製作を行いました。

しかし、Eagleはそれまで以上に規模が大きく、 新しい構造も多く採用していたため、 夏期休暇中だけでは完成までたどり着くことができませんでした。

完全な状態で走行を確認できたのは、 文化祭のおよそ1週間前。 最後まで調整と検証を繰り返しながら、 本番に向けて仕上げていきました。

CULTURE FESTIVAL

ついに実現した一般有人運行

度重なるトラブルを乗り越え、 文化祭当日の午後、 Eagleはついに一般来場者を対象とした有人運行を実現しました。

文化祭2日目には後輪が歪むトラブルが発生し、 一時運行を停止することになりました。 それでも修復を行い、 午後には再び運行を開始することができました。

2日間の文化祭で、 合計180人以上の方々にEagleへ乗車していただきました。 STARSSにとって、 それまで目標としてきた「自分たちが作った乗り物に、 一般の方々を安全に乗せる」という目標が実現した瞬間でした。

RESULT

活動が学校の外へ広がるきっかけに

Eagleの製作・運行は多くの方に注目していただき、 文化祭では地方新聞の取材も受けました。

また、文化祭終了後には 「Eagleを保存できないか」 「文化祭以外でも活動できないか」 という声をいただくようになりました。

その後、作品を保存するための私有地を提供してくださる方にも恵まれ、 文化祭後も活動を継続できる環境が整っていきました。 さらに企業とのつながりから、 栃木県小山市内のイベントへの参加にもつながりました。

GALLERY

製作風景